*続*恩返しは溺甘同居で!?~長期休暇にご用心!

 いつの間に下ろされたのか、お尻の下に冷たく硬い感触がしたが、足は宙に浮いている。
 そんな一瞬の感覚すら消し飛ばす勢いで、喰らい尽くさんばかりの口づけが止むことはない。

 決して逃がさないという彼の意思が、私の頭の後ろに回された手から伝わってくる。

 溺れるように掴んだのはスーツの両襟なのだが、今の私にはそれを気にする余裕などまったくない。
 ただ一方的に与えられる快楽に、身も心も溶けていくだけ。



 「んっ、はぁっっっ」

 長く激しい口づけからやっと解放され、肺に大きく息を吸い込んだ。

 長距離を全力疾走したみたいに息が切れ、はぁはぁと肩で息をする。
 生理的な涙が目尻に浮かぶ中、なんとか呼吸を整えようとした私は、首筋に感じた感触にビクリと体を跳ねあげた。

 「あっ、、ゃあっ、」

 露わになったうなじの耳のすぐ下をきつく吸い上げられ、崩れ落ちそうな感覚に身を捩るが、逃がさないとばかりに圧し掛かられ、その重みで動きを封じられた。

 いつの間にか私は固い台の上に押し倒されていた。

 明かりは着いていないから薄ぐら闇の中、唯一分かるのは私が乗せられたのは大き目のミーティングテーブルだ、ということだけ。

 「ま、待ってっ、やぁっ、、」

 唯一自由になった口で何とか彼を止めようとするが、執拗に首筋の弱いところを責められ続け、言葉が吐息に変わっていく。
 せめてもの抵抗に台から下がっている膝から下をバタバタさせてみたが逆効果。
 捲れ上がったスカートの裾から侵入してきた熱い手に太ももを撫でられ、甘いしびれに身を震わせた。
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