*続*恩返しは溺甘同居で!?~長期休暇にご用心!

 ももの内側を大きく撫でた手が下着の端に掛かった瞬間、ハッとした。

 (こ、ここっ!そとっ!!)

 溶け切っていた理性をかき集めて、あらんかぎりの力で修平さんの体を両腕で押し返した。

 「だめぇーーっ!!」

 修平さんの動きがピタリと止まる。

 思ったほどに手に力は入らず大きな声も出なかったけれど、何とか彼の動きを止められたことに安堵する。
 
 私は(今だ!)とばかりに言葉を続けた。

 「だ、黙って来て、ごめんなさいっ!!」

 数十センチ上で私覆い被さっている修平さんに、精一杯謝罪する。
 彼の体を押し返した手をそのままに、なんとか頭を下げた。
 
 「修平さんが、怒るのも仕方ないと思う……あんな、失敗し…て迷惑かけて、ほんと…自分で自分が、なっ、情けなくて恥ずかしい……」

 待ったなしの口撃のせいで私の息は上がったままで、言葉は切れ切れで息苦しい。
 けれど修平さんに自分の気持ちと謝罪を伝えることが優先だと思って、それを堪えて話を続ける。

 「本当に、ごめんなさい……思いっきり怒ってくれていいの…でも、その…ここは外だし…、おうちに帰ってからに……してもらえる、…かな?」

 修平さんがこんなふうに荒々しく私に触れるのは、きっと私がしたことを怒っているからなのだと思った。

 こんなふうに強引にする彼のことを、私は嫌になれない。
 それで私の失敗を許してくれるなら、彼の好きなようにして欲しいとも思う。
 
 けれど、それが許される場所でなら、だ。

 その気持ちを分かって欲しくて、下げた頭をそのままに、目線を上げて修平さんをチラリと盗みた。
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