*続*恩返しは溺甘同居で!?~長期休暇にご用心!
ミーティングテーブルの上に座ったままだった私は、そこから降りて彼のすぐ隣に立つ。
しゃがみ込んだ修平さんは、口元を手で覆ってなんだか項垂れているみたいに見える。彼の耳はまだ真っ赤なままだ。
「……修平さん?」
体を屈めて彼の方を覗き込んでみる。
すると彼は私とは反対側に顔を背けてしまった。
(もしかして顔も見たくないくらい怒ってるの?でもそんな雰囲気はしなかったんだけど……)
怒っているというよりは落ち込んでいるみたいに見えたのだけど。
彼の態度の意味が良く分からなくて、もう一度声を掛けようか悩んでしまう。
それでもやっぱり、もう一度謝ろうと思って口を開こうとしたその時
「やっぱり、……なに……わ…いな。」
かすかな声が耳に届いた。