*続*恩返しは溺甘同居で!?~長期休暇にご用心!
「大丈夫?」と言いながらも修平さんの顔は何故か嬉しそう。
水を飲み直していた私は、それをテーブルに置くと、赤い顔のまま修平さんを睨んだ。
「からかうなんてヒドイ。」
「からかってなんてないよ。」
「でもっ」
「笑ったのは嬉しかったから。」
「嬉しかったって……」
「杏奈にやきもちを妬いてもらえて嬉しいよ。いつも俺ばかり妬いてるからね。」
「そんなことないよ……修平さんはどこでもモテモテだし、今日だってあちこちで色んな女性(ひと)に見られてたし…」
そうなのだ。
旅館でも外でも浜辺でも、いつでもどこでも眉目秀麗な彼は女性の視線を集めてしまう。
そんなものをいちいち気にしていたら彼と出かけるなんて出来ない。
(―――って分かってるのにっ!)
気にしないように気を付けていることを修平さんは分かってない、と思ったら胸がムカムカし始めた。
「修平さんは分かってないよ…」
「杏奈?」
「私はいつだって妬いてるもん。でも毎日何人の女の人にやきもち妬いたかなんて数えてたらキリがないから……。修平さんが素敵な人で、いつだってモテることは分かってるから……今だけじゃなくて昔も……」
「杏奈……」