*続*恩返しは溺甘同居で!?~長期休暇にご用心!

 「…うちゃん」

 「え?」

 「修ちゃん…って呼んでもいい?」

 突然そんなことを言い出した私に、彼は目を丸くしている。

 「だって、健太郎さんは『シュウ』って呼んでて、遥香さんも『修平くん』って言うし……私だけ‟さん”付けなんてちょっと寂しくて……」

 名前の呼び方一つでやきもちを妬いていただなんて、本当に子どもっぽいと思われても仕方ない。

 年上の彼のことを”ちゃん”付けで呼ぶのもな、と思ったけれど、母が父のことを‟ヒロ”と愛称で呼ぶみたいに私も彼のことを私しか呼ばない呼び方で呼んでみたかったのだ。
 ‟ちゃん”付けなのは、‟修くん”よりも‟修ちゃん”の方が自分の中でしっくりきたからだ。

 私の視線はテーブルの料理の上をうろうろと彷徨った後、おずおずと目の前の恋人に戻る。

 意外な光景に私は目を奪われた。

 テーブルを挟んだ向こうで、修平さんは顔中、耳まで真っ赤になっていた。
















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