*続*恩返しは溺甘同居で!?~長期休暇にご用心!
 途端に我に返った。

 目の前にいる二人が修平さんのご友人で、今日私がもてなすべきゲストなのだ。

 その二人を目の前にして、黙って固まってしまっていたことに、焦った。
 それを隠すように、慌てて挨拶を口にする。

 「こ、こんにちは、あっ、もう『こんばんは』かもっ!宮野杏奈と申しますっ…玄関までお出迎えせずにすみませんでした。たいしたおもてなしは出来ませんが、ゆっくりしていってください!」

 ペコリ、とお辞儀をすると、男性の後ろから葵さんが飛び出してきて、いきなり私に抱きついた。

 「きゃ~っ!可愛いっ!!可愛すぎる!!修平くんにはもったいないくらいだわっ!!!」

 ギュウギュウと抱きしめられ、耳元で黄色い声が上がる。
 今の事態に着いて行けず、パチパチとまばたきを数回したところで、私と葵さんの間に一本の手が割って入った。
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