*続*恩返しは溺甘同居で!?~長期休暇にご用心!
「さっきは本当にごめんね。」
白いスクエアープレイトに切ったバケットなどを盛り付けながら、葵さんが突然そう言った。
ドッキッと心臓が鳴った。
「会社での修平くんのこと、冷やかすみたいに言っちゃって。嫌な気分にならなかった?」
「い、いえ、そんなことありません。」
さっき感じたモヤモヤが顔に出ていたのかと、一瞬焦った。
春巻きが油の中でプツプツとしながらきつね色になっていく。
「良かった。私、本当はこんなふうに思ったことを何でも言っちゃう性格なんだけど、会社では必要以上に話さないクールな秘書を演じてるの。」
「えっ!秘書さんなんですか?」
「くすっ、驚くのはそこなのね。」
「いえ、あまりにお似合いで、逆にびっくりしちゃって、ごめんなさい。」
「いいのよ。それで、入社したころから同期の瀧沢君とは『クール組』だってよく言われててね。ま、お互いプライベートと仕事では切り替えるタイプってだけなんだけど、なんとなく気が合ってね。」
ニコニコと話す葵さんの話を聞きながら、ホッとした反面、胸の中がまたモヤモヤとする。
そんな私の気配を察知したのか、遥香さんは急いで付け足すように言った。
「あ、でも気が合うのは友人としてよ。お互いに相手のことを男女として意識したことは全然ないの。」
少し慌ててフォローするような発言をする彼女が、私に向かって両手を胸の前でパタパタと振る。
「心配しないでね、杏奈ちゃん。私と修平くんはお互いがお互いにタイプじゃないし、それに私には旦那がいるから。」
その左手の薬指には銀色に光るものがはまっていた。
「そ、そうなんですか!?」
「あれ?修平くんから聞いてない??」
「……聞いてない、です。」
目を丸くした私を見て、大きな瞳を細めて綺麗な笑顔を見せた葵さんが、次に言った言葉の数々が私に大きな衝撃をもたらした。
「私の旦那さん、アレ。」
掌をサッと上にした彼女は、その手の先をスッと横に動かす。
その先には、ダイニングテーブルに座る、大きな男性。
「私、本名は『戸部遥香』です。」
「えっ、えっ、え~~~~っ!!!」
思わず大きな声を上げて、口を全開したまま固まった。
白いスクエアープレイトに切ったバケットなどを盛り付けながら、葵さんが突然そう言った。
ドッキッと心臓が鳴った。
「会社での修平くんのこと、冷やかすみたいに言っちゃって。嫌な気分にならなかった?」
「い、いえ、そんなことありません。」
さっき感じたモヤモヤが顔に出ていたのかと、一瞬焦った。
春巻きが油の中でプツプツとしながらきつね色になっていく。
「良かった。私、本当はこんなふうに思ったことを何でも言っちゃう性格なんだけど、会社では必要以上に話さないクールな秘書を演じてるの。」
「えっ!秘書さんなんですか?」
「くすっ、驚くのはそこなのね。」
「いえ、あまりにお似合いで、逆にびっくりしちゃって、ごめんなさい。」
「いいのよ。それで、入社したころから同期の瀧沢君とは『クール組』だってよく言われててね。ま、お互いプライベートと仕事では切り替えるタイプってだけなんだけど、なんとなく気が合ってね。」
ニコニコと話す葵さんの話を聞きながら、ホッとした反面、胸の中がまたモヤモヤとする。
そんな私の気配を察知したのか、遥香さんは急いで付け足すように言った。
「あ、でも気が合うのは友人としてよ。お互いに相手のことを男女として意識したことは全然ないの。」
少し慌ててフォローするような発言をする彼女が、私に向かって両手を胸の前でパタパタと振る。
「心配しないでね、杏奈ちゃん。私と修平くんはお互いがお互いにタイプじゃないし、それに私には旦那がいるから。」
その左手の薬指には銀色に光るものがはまっていた。
「そ、そうなんですか!?」
「あれ?修平くんから聞いてない??」
「……聞いてない、です。」
目を丸くした私を見て、大きな瞳を細めて綺麗な笑顔を見せた葵さんが、次に言った言葉の数々が私に大きな衝撃をもたらした。
「私の旦那さん、アレ。」
掌をサッと上にした彼女は、その手の先をスッと横に動かす。
その先には、ダイニングテーブルに座る、大きな男性。
「私、本名は『戸部遥香』です。」
「えっ、えっ、え~~~~っ!!!」
思わず大きな声を上げて、口を全開したまま固まった。