*続*恩返しは溺甘同居で!?~長期休暇にご用心!
「葵、話を大げさにするなって。」
「あら、大げさなんかじゃないでしょ?」
眉を寄せて嫌そうな顔をする修平さんを横目に見た遥香さんは、その大きな瞳を細めてそう言い返してから話を続けた。
「で、『お手伝い志願』の子達をなんて言って断ったか知ってる?杏ちゃん。」
「えっと…全然分かりません…」
「『家で“アン”が待っていてくれますから、お構いなく』、だって!」
「アン……」
それがアンジュのことを指しているようで、実は私のことを言っているのではないかと思い当たって、自分の自惚れ具合に、顔が赤くなっていく。
(やだ、修平さんが言ったのはアンジュのことなのに、私ってば自分の事と思うなんて恥ずかしすぎるっ!)
「もちろん職場でアンジュちゃんのことを知っている人は居ないと思うわ。私だって、飼っている犬の話は聞いたことがあるけど、名前まで知らなかったし、今日初めてアンジュちゃん本人に会ったんだもの。」
「え、そうなんですか?」
「そうよ。お家に上がらせてもらうのも今回が初めてだしね。」
思ってもみないことにびっくりした。
(てっきり葵さんは何度もここに遊びに来ているのだとばかり思ってた……。)
目を丸くした私が黙っていると、健太郎さんが更にびっくりすることを言う。
「俺だって、これで二回めだぞ。」
「え!!健太郎さんでもですか!?」
「ま、そういうやつなんだよ、シュウは。」
フムフムと、何かに納得するかのように頷きながら健太郎さんがそう言った時、それまで黙っていた修平さんが、口を開いた。
「あら、大げさなんかじゃないでしょ?」
眉を寄せて嫌そうな顔をする修平さんを横目に見た遥香さんは、その大きな瞳を細めてそう言い返してから話を続けた。
「で、『お手伝い志願』の子達をなんて言って断ったか知ってる?杏ちゃん。」
「えっと…全然分かりません…」
「『家で“アン”が待っていてくれますから、お構いなく』、だって!」
「アン……」
それがアンジュのことを指しているようで、実は私のことを言っているのではないかと思い当たって、自分の自惚れ具合に、顔が赤くなっていく。
(やだ、修平さんが言ったのはアンジュのことなのに、私ってば自分の事と思うなんて恥ずかしすぎるっ!)
「もちろん職場でアンジュちゃんのことを知っている人は居ないと思うわ。私だって、飼っている犬の話は聞いたことがあるけど、名前まで知らなかったし、今日初めてアンジュちゃん本人に会ったんだもの。」
「え、そうなんですか?」
「そうよ。お家に上がらせてもらうのも今回が初めてだしね。」
思ってもみないことにびっくりした。
(てっきり葵さんは何度もここに遊びに来ているのだとばかり思ってた……。)
目を丸くした私が黙っていると、健太郎さんが更にびっくりすることを言う。
「俺だって、これで二回めだぞ。」
「え!!健太郎さんでもですか!?」
「ま、そういうやつなんだよ、シュウは。」
フムフムと、何かに納得するかのように頷きながら健太郎さんがそう言った時、それまで黙っていた修平さんが、口を開いた。