*続*恩返しは溺甘同居で!?~長期休暇にご用心!

 「もうお仕事に行っちゃってるよね……」

 携帯の時間を眺めながら、しょんぼりと肩を落とす。


 ゆうべは、彼が戻ってきたらすぐにでも謝ろうと思っていた。
 不用意な発言が彼を傷付けたのかも、と思うと私は居ても経っても居られなくて、本当は彼を探しに外に飛び出したかった。
 けれど、前に暗くなってから一人でアンジュの散歩に言った時に、彼にひどく心配をかけてしまって怒られことを思い出した私は、なんとかその衝動を堪えることにした。

 真夜中に一人で飛び出してしまえば、きっと彼は私を心配して怒るだろう。
 もしかしたら、そんな私に失望してしまうかもしれない。

 (修平さんに嫌われたくない……。)

 想像しただけで目頭が熱くなって瞼が水気を帯びる。
 
 (修平さんが帰ってきたら、ちゃんと話さなきゃ…)

 そう思っているうちに、眠りに引き込まれてしまっていたのだ。


 パジャマを脱いで普段着に着替える。
 下がりきらない熱のせいか、ふわふわと揺れる足元に気を付けながら、私はリビングへと向かった。
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