クールな御曹司の甘すぎる独占愛
せっかくこうして水瀬がここまで来てくれたのだ。今言わなくてどうする。
奈々は呼吸を整え、改めて水瀬を見上げた。
「……水瀬さんが、好きです」
そう告白した次の瞬間、奈々は水瀬の腕に抱きしめられていた。水瀬の香りに包まれると同時に、胸の底から喜びが湧き上がってくる。
「奈々、俺も大好きだ」
水瀬の甘い声が、奈々の鼓膜を優しく震わせた。
恋は初めてじゃない。だが、お互いを想い合うことが、これほどまでに幸せなだと知ったのは初めてだった。
奈々たちは時が経つのも忘れて抱きしめ合っていた。