クールな御曹司の甘すぎる独占愛
「出張続きだったから今日は代休」
「本当ですか!?」
思わず上体を少し起こし、奈々が晶に聞き返す。そのとき自分がなにも身に着けていないと気づいた奈々は、すぐにベッドの中に潜り込んだ。
「奈々も今日は休みだろう?」
「はい」
毛布を鼻の下まで引き上げ、晶を見つめる。
木曜日は光風堂の定休日。幸いにも、昨日から取引を始めた花いかだも木曜日は休みだ。
「今日はふたりでゆっくり過ごそう」
晶と休みを過ごすのは初めて。昨夜の余韻に後ろ髪を引かれながら、今日は晶を早々に見送らなければならないと思っていた奈々は、予想外のサプライズに晶に抱きついた。
「嬉しい……!」
晶が身体を起こし、奈々はベッドに組み敷かれる。それと同時に降ってきたのは、優しいキスだった。