クールな御曹司の甘すぎる独占愛
奈々は、花いかだの駐車場で突然抱きしめられたときのことを思い出した。晶の衝動的な行動に驚いたが、それもまた今の晶の言葉を裏づけているようにも思える。
いつもしっとりと落ち着いた大人の振る舞いの晶が、奈々に対してだけ自分を見失うほどに愛してくれている。そう思うと、胸の奥がキュッと縮まり、身体の芯が痺れて熱くなる。
「晶さん、嬉しい……」
そう答えた奈々の唇は、妖しく目を細めて微笑んだ晶に塞がれた。