クールな御曹司の甘すぎる独占愛

「まぁそれも、今となってはって程度だけど。この前光風堂で水瀬とバッタリ会ったときに、キミを見る目が俺の知っているものと違っていたからね」


宮内からそんな話を聞かされるとは思っていなかったため、奈々は困惑しながらも胸にはうれしさが溢れた。

大学を卒業してから奈々と出会うまではともかく、本気になった女性の存在がないとは想像もしていなかった。


「だから、水瀬が本気になる女性がどんなものか、すごく興味があったってわけ」


宮内はそこまで話してから、うずら玉子の西京漬けを口へ運ぶ。


「キミも食べたら?」
「……いえ、大丈夫です。申し訳ありませんが、お食事は宮内さんおひとり分にしてください」


ほかの男性と一緒に食事をした既成事実を作りたくない。それは奈々の自己満足に過ぎないが。


「水瀬以外とは食べられないってこと?」


くつくつと宮内が面白そうに笑う。

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