クールな御曹司の甘すぎる独占愛
「ふざけてないよ。本気で言ってる」
真っすぐな視線に射抜かれ、明美はそこで身動きが取れなくなった。気づけば、心臓は経験もしたことのないほどに早鐘を打っている。
固まった状態で突っ立つ明美のもとに、宮内が靴音を鳴らしてゆっくりと近づく。そして、明美の真ん前まで来ると、小柄な明美に向かって腰をかがめた。
「俺の恋人になってくれるよね?」
間近でふたつの真剣な瞳が明美に訴えかける。
……それって、どういうこと? 宮内さん、私のことを本気で好きなの? ウソでしょ。きっとからかっているだけよね。
そう結論づけてみるが、頷くことも拒絶することもできず、明美はただ黙ってわなないていた。
そんな明美を見て、宮内がふっと息を漏らす。
「それじゃこうしよう」
そう言いながら明美から少し離れ、ショーケースの上に陳列されている占いしるこを手に取った。