クールな御曹司の甘すぎる独占愛
「この中からハートが出てきたら、明美ちゃんは俺と付き合うことにしよう」
「えっ……?」
突然された賭け事の提案に明美の目が点になる。
ハートのゼリーは恋愛運。それが出たら付き合う……?
「明美ちゃん、なにか器を貸して。それからお湯もよろしく」
「なにを言ってるんですか、宮内さん」
「いいから用意してくれる?」
真面目顔でてきぱきと指示をされ、明美もそれ以上かわしてばかりもいられなくなる。「はい……」とかすれた声でうなずき、明美の足が操られたように動きだす。
厨房からお椀とポットを素直に運ぶと、宮内はテーブル席に腰を下ろしていた。
明美に差し出されたお椀に喜々としてしるこを開け、宮内がお湯を注いでいく。明美は立ったまま、どこか緊張した面持ちでその様子を眺めた。
皮が破れ、中身が少しずつ出てくる。
なにが出てくるだろう……。