クールな御曹司の甘すぎる独占愛
固唾を飲んで明美が見つめる。なぜか両手をギュッと握っていた。
ハートが出たら、本当に付き合うの? 私が宮内さんと?
突然降ってわいた予想もしない展開が、明美を緊張で包み込む。こんなにも胸がドキドキとするのは初めてかもしれない。
宮内と息をひそめておしるこを見入っていると、あんこに紛れてブルーのゼリーが顔を出した。
星型だ。
ハートでは、ない。
「……残念」
宮内は肩を落としてため息を漏らしてから、お椀を手にして一気におしるこを口に流し込んだ。不意打ちの出来事に明美は目を剥いた。
「ちょっ、宮内さん!?」
あんこは嫌いだと公言している彼の突然の行動に、明美はつい宮内の肩に手を伸ばす。
ところが宮内は、明美の制止も構わずお椀を空にした。
「……大丈夫ですか?」