クールな御曹司の甘すぎる独占愛

「正直に言うのは、自信があるから。光風堂の未来も、奈々を手に入れるのも。俺は、絶対にキミを落とす」


清々しいと思えるくらいに水瀬が宣言し、ウインクまで飛ばす。その横顔からは言葉どおりの情熱が感じられ、車内の温度まで上げる。

奈々はどうかと言えば、その言葉の一つひとつにドキドキさせられて、なにも返せずにただ黙って膝の上に置いたバッグを握っていた。


< 99 / 322 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop