お金持ちの幼馴染に恋をすると大変で
「ただいまぁ〜………おかえり〜」
日本に来てもこの掛け声は変わらない
私は靴を並べて家に入る
「おっ、明日特売日じゃん」
私はポストに入ってたチラシを見ながら片付けをする
このあと茜の家に遊びに行く
偶然なのかあの和風と洋風の豪邸は茜と藤堂の家だったのだ
そんなわけで茜が家に誘ってくれたのだ
(何か渡せるものあったかな?)
私はまだ片付いてない家の中からガサゴソとお菓子を探す
「あっ、ご近所に渡すお菓子があった」
私は母さんに言われたお菓子の箱を手にとって綺麗にたたまれた紙袋に入れる
本当はお昼も一緒にと誘われなたのだがそこでお世話になるのも気が引けてお昼を食べてから行くことになった
まだスカスカの冷蔵庫を開けてチャーハンを作って食べる
TVをつけるとお昼の主婦が好きそうな番組ばかりでつまらないので消した
食器を洗って片付けて歯磨きをして紙袋と財布を持って家に出る
オートロックのマンションなので出るときは特に何もしないでいいカードの鍵と自分の指さえあれば入れる
エレベーターを使う気にならず階段で降りていく
受付の警備の人に挨拶をして外に出る
相変わらず嫌な暑さだ
「暑い…」
私は少し小走りで茜の家に向かう
茜の家は洋風のお屋敷、門から玄関までが遠いのがわかる
私は門の横にあるチャイムを鳴らす
お屋敷中に響くチャイムの音でお屋敷の広さがわかる
(金持ちだ…)
するとインターホンから声が聞こえる
「えっと…茜さんの友達の雨宮葵です。」
『葵様ですね!少々お待ちくださいませ』
そう言うとガチャりと音がしたと思ったら門が開く
(葵様…自動門…本物のお嬢様なんだ茜は)
私は数秒お屋敷と道路の境界線を見つめてゆっくりと足を踏み入れる
広い庭を見渡しながら玄関に向かう
すると玄関から茜が嬉しそうな顔で出てくる
「葵!いらっしゃい!」
私は茜の手招きで家の中に入る
入った瞬間に見えたのは大理石の玄関に大きな絵
(もう何を見ても驚かないよ…茜は次元の違うお金持ちなんだ)
靴を揃えて家に上がると執事姿のおじいさんが現れる
「葵、この人は私の執事の尚!」
「はじめまして葵様、尚と申します。」
「はじめまして、雨宮葵です。これ、ちょっとしたものですが…」
「ありがとうございます。おやつに紅茶とご一緒にお出ししますね」
紙袋を渡すと深々と頭を下げる
(本物の執事だ…)
「早く早く!もう来てるから!」
(もう来てる?)
私は茜に連れられて茜の部屋に入る
「誰がきた…は?」
「…なんでいるの?」
茜の部屋にいたのは藤堂だった
「お前こそなんでいるんだよ⁉」
「私は茜に誘われて…」
私は茜を見るとニコリと笑う
あの笑顔は一生忘れない
可愛い茜があんな恐ろしい笑顔をしていた
「先生から聞きました…ハルちゃん、葵」
「「は、はい…」」
「お掃除中も喧嘩をしていたんですって?」
「「元はといえばこいつが…」」
「だまらっしゃい‼」
その後、茜の説教は尚さんにおやつの呼び出しが来るまで続いた
「茜って怒るといつもあんな?」
「あぁ…」
「あんな可愛い顔してあんなどす黒い笑顔を持ってるなんて…ギャプ萌最高!」
「お前の頭はどうなってんだ?」
日本に来てもこの掛け声は変わらない
私は靴を並べて家に入る
「おっ、明日特売日じゃん」
私はポストに入ってたチラシを見ながら片付けをする
このあと茜の家に遊びに行く
偶然なのかあの和風と洋風の豪邸は茜と藤堂の家だったのだ
そんなわけで茜が家に誘ってくれたのだ
(何か渡せるものあったかな?)
私はまだ片付いてない家の中からガサゴソとお菓子を探す
「あっ、ご近所に渡すお菓子があった」
私は母さんに言われたお菓子の箱を手にとって綺麗にたたまれた紙袋に入れる
本当はお昼も一緒にと誘われなたのだがそこでお世話になるのも気が引けてお昼を食べてから行くことになった
まだスカスカの冷蔵庫を開けてチャーハンを作って食べる
TVをつけるとお昼の主婦が好きそうな番組ばかりでつまらないので消した
食器を洗って片付けて歯磨きをして紙袋と財布を持って家に出る
オートロックのマンションなので出るときは特に何もしないでいいカードの鍵と自分の指さえあれば入れる
エレベーターを使う気にならず階段で降りていく
受付の警備の人に挨拶をして外に出る
相変わらず嫌な暑さだ
「暑い…」
私は少し小走りで茜の家に向かう
茜の家は洋風のお屋敷、門から玄関までが遠いのがわかる
私は門の横にあるチャイムを鳴らす
お屋敷中に響くチャイムの音でお屋敷の広さがわかる
(金持ちだ…)
するとインターホンから声が聞こえる
「えっと…茜さんの友達の雨宮葵です。」
『葵様ですね!少々お待ちくださいませ』
そう言うとガチャりと音がしたと思ったら門が開く
(葵様…自動門…本物のお嬢様なんだ茜は)
私は数秒お屋敷と道路の境界線を見つめてゆっくりと足を踏み入れる
広い庭を見渡しながら玄関に向かう
すると玄関から茜が嬉しそうな顔で出てくる
「葵!いらっしゃい!」
私は茜の手招きで家の中に入る
入った瞬間に見えたのは大理石の玄関に大きな絵
(もう何を見ても驚かないよ…茜は次元の違うお金持ちなんだ)
靴を揃えて家に上がると執事姿のおじいさんが現れる
「葵、この人は私の執事の尚!」
「はじめまして葵様、尚と申します。」
「はじめまして、雨宮葵です。これ、ちょっとしたものですが…」
「ありがとうございます。おやつに紅茶とご一緒にお出ししますね」
紙袋を渡すと深々と頭を下げる
(本物の執事だ…)
「早く早く!もう来てるから!」
(もう来てる?)
私は茜に連れられて茜の部屋に入る
「誰がきた…は?」
「…なんでいるの?」
茜の部屋にいたのは藤堂だった
「お前こそなんでいるんだよ⁉」
「私は茜に誘われて…」
私は茜を見るとニコリと笑う
あの笑顔は一生忘れない
可愛い茜があんな恐ろしい笑顔をしていた
「先生から聞きました…ハルちゃん、葵」
「「は、はい…」」
「お掃除中も喧嘩をしていたんですって?」
「「元はといえばこいつが…」」
「だまらっしゃい‼」
その後、茜の説教は尚さんにおやつの呼び出しが来るまで続いた
「茜って怒るといつもあんな?」
「あぁ…」
「あんな可愛い顔してあんなどす黒い笑顔を持ってるなんて…ギャプ萌最高!」
「お前の頭はどうなってんだ?」