国王陛下はウブな新妻を甘やかしたい
「昨夜は暴れ狂う緑竜を宥め、お前のおかげで最小限の被害に留めることができた。礼を言う」
静まり返る玉座の間にレイの声が響き渡る。国王陛下から感謝の言葉を賜ったと、兵士たちがざわりとさざ波を立てる。
「もったいなきお言葉です。私にできることをしたまで……恐れ入ります」
粛々とした雰囲気に息が詰まりそうになりながらミリアンが言うと、レイがすっくと玉座から立ち上がった。
「ミリアンよ、こちらへ来い」
「え……?」
こちらへ。というのは檀上をあがってレイの横へつけ、ということか。国王と同じ場に立つなど、畏れ多いこと極まりない。その証拠に周りの兵士や騎士たちが動揺の色を隠せないでいる。
「早くしないか」
レイは気が短い性格なのか、困惑してもたつくミリアンに眉根を寄せた。
「はい……」
ミリアンはそろそろと立ち上がり、ドレスの裾を踏まないように最善の注意を払いながらゆっくりと檀上にあがった。徐々に距離を狭めていくと、ふいにレイがミリアンの肩をぐっと勢いよく抱き寄せた。
「あっ」
静まり返る玉座の間にレイの声が響き渡る。国王陛下から感謝の言葉を賜ったと、兵士たちがざわりとさざ波を立てる。
「もったいなきお言葉です。私にできることをしたまで……恐れ入ります」
粛々とした雰囲気に息が詰まりそうになりながらミリアンが言うと、レイがすっくと玉座から立ち上がった。
「ミリアンよ、こちらへ来い」
「え……?」
こちらへ。というのは檀上をあがってレイの横へつけ、ということか。国王と同じ場に立つなど、畏れ多いこと極まりない。その証拠に周りの兵士や騎士たちが動揺の色を隠せないでいる。
「早くしないか」
レイは気が短い性格なのか、困惑してもたつくミリアンに眉根を寄せた。
「はい……」
ミリアンはそろそろと立ち上がり、ドレスの裾を踏まないように最善の注意を払いながらゆっくりと檀上にあがった。徐々に距離を狭めていくと、ふいにレイがミリアンの肩をぐっと勢いよく抱き寄せた。
「あっ」