国王陛下はウブな新妻を甘やかしたい
ジェイスとの約束の時間まで一時間。このことはマリーアに告げずに出かけるつもりだった。彼女の笑顔を見ていると、なんとなく後ろめたさを覚えてならなかった。
窓の外を見ると冬の澄んだ夜空に煌々とした満月が浮かんでいる。こんな寒い夜に、本当にジェイスは現れるのだろうか。そんなことを思っていると、片付け終わったマリーアが「じゃあね、ゆっくり休んで」とだけ言って部屋を後にした。
(誰かに足止めされないうちに行こう)
ミリアンは上着を羽織り、ストールを首に巻きつけるとそっと部屋を出た。
窓の外を見ると冬の澄んだ夜空に煌々とした満月が浮かんでいる。こんな寒い夜に、本当にジェイスは現れるのだろうか。そんなことを思っていると、片付け終わったマリーアが「じゃあね、ゆっくり休んで」とだけ言って部屋を後にした。
(誰かに足止めされないうちに行こう)
ミリアンは上着を羽織り、ストールを首に巻きつけるとそっと部屋を出た。