国王陛下はウブな新妻を甘やかしたい
「なるほど、君はレイの思うつぼになっているということか」
「え……?」
「そうだ! 僕にいい考えがあるよ」
予想外に明るい声が返ってきて、ミリアンは顔を上げてジェイスに視線を向けた。
「レイの息の根を止めて母上の仇を取ることに協力するよ。そうすれば君はここからだって出られる。僕だって君をリムルに迎え入れることができる……一石二鳥だろう?」
ジェイスがそっとミリアンを抱き寄せる。先ほどまでは気が付かなかったが、ふわりと何かの香の香りが鼻腔をくすぐって、こうしているとなぜか居心地がよかった。何かの花の香のようだったが、初めて嗅ぐ匂いだ。
(そうだわ……あの男は絶対に許せない人……)
(そんな人に心惹かれたなんて言ったら、お母様だって……)
自分を肯定してくれるジェイスの声音はミリアンの全身に染みわたっていった。
「ジェイス、いい考えって?」
そっと身体を離すと、ジェイスがポケットから小さな布袋を取り出してミリアンに手渡した。
「え……?」
「そうだ! 僕にいい考えがあるよ」
予想外に明るい声が返ってきて、ミリアンは顔を上げてジェイスに視線を向けた。
「レイの息の根を止めて母上の仇を取ることに協力するよ。そうすれば君はここからだって出られる。僕だって君をリムルに迎え入れることができる……一石二鳥だろう?」
ジェイスがそっとミリアンを抱き寄せる。先ほどまでは気が付かなかったが、ふわりと何かの香の香りが鼻腔をくすぐって、こうしているとなぜか居心地がよかった。何かの花の香のようだったが、初めて嗅ぐ匂いだ。
(そうだわ……あの男は絶対に許せない人……)
(そんな人に心惹かれたなんて言ったら、お母様だって……)
自分を肯定してくれるジェイスの声音はミリアンの全身に染みわたっていった。
「ジェイス、いい考えって?」
そっと身体を離すと、ジェイスがポケットから小さな布袋を取り出してミリアンに手渡した。