だから何ですか?
ヤバい、・・・可愛い。
理解した弱点に敢えて熱い息交じりに攻めこんで舐めて食んで甘噛みして。
小さく存在しているダイヤらしきピアスの縁も舌先で擽れば、
「っ・・あっ、」
「っ・・・・・その声も・・・特許」
完全に欲情を煽られた。
決して大きくはなかった声の響きでも耳の近くで吐息交じりに落とされれば興奮も増すというもの。
一気に込み上がった熱に眩んで目を細め、少しでも消化しようと『はぁっ』と息を吐けば空気に反応して僅かに白く靄がかる。
自分の心臓の音が耳の奥から響いているようで煩いと思う。
発熱時の様な逆上せ具合まで感じるのに妙に頭はハイすぎて。
こんなに逆上せる程興奮した感覚はいつぶりなんだろう?
いつの間にか女という生き物が面倒だと思う様になっていた自分には酷く懐かしい程に感じる感覚。
忘れていた。
こんな風に・・・好意を持った相手を突き崩すような優越と興奮。
また、言うんだろうか?
『特許』に対して、
『私個人の物ですと』
そんな切り返しを逆上せた頭でも予測しながら首筋に唇を這わせていると。
「っ・・はぁ、・・・伊万里さんしか・・んっ・・聞かせる予定ありません・・から・・」
「っ~~・・・本っ当・・魔性」
いつだって俺の予想なんて飛び越えた反応を返して、驚かせて・・・歓喜と興奮を煽る。