だから何ですか?
直後に視界に収めたのは今までとは違う意味で表情を怯ませ紅潮した亜豆で、その姿を捉えた一瞬の後に___、
「っ___!?」
あれ?
・・・何で俺床の上?
あまりに一瞬の出来事すぎて起きた出来事に頭が追い付かずに呆けてしまう。
その間にもよろめきながら扉から逃げる亜豆を低い視点から見収めながら自分と一緒に床にあった枕を無意識に抱き寄せた。
「・・・・・・・・・っ!」
・・・そうか・・・。
落とされた。
枕で横殴りにされて。
ようやく追いついた脳内処理で現状の自分を理解して重苦しい溜め息を一つ。
ああ、やっぱり・・・自分で仕掛けた縄がグイグイと絞めつけにきてもどかしさで雁字搦め。
こうなると分かっていたようでいなかったようで・・・。
「っ・・・くっそ・・・・・・・・・、抱きてぇぇぇ」
首吊り様一名。
取り残されて本当の意味で宙ぶらりん。
それにしたって尋常じゃないくらいに可愛かった!
だって、肌弄って濃密チュウかましただけでこれだぞ!?
なんて・・・思わず回想に浸ってまた首を絞めての不毛なループ。
それでも頭を抱えて無言で冷静化を図って目蓋を下ろして、瞑想するように床に身を置いたままでいれば。