だから何ですか?



今回は自分のサブにどこか抜けてる井田と、



「あ、伊万里さん、変更点の場所なら私さっき他の用事と一緒に担当さんに確認済みです」


「おお、さすが小田っち。どこかの色ボケ役立たずとは違って仕事が早い」


「酷くない!?ちょっと忘れてただけだし、まだまだ余裕あるからね!?」


「余裕があるなんて思ってる段階で使えねぇんだよ。無茶ブリで予定より3日早まりました。言われても完璧にこなせる位にしとけっつーの」


「さすがエース。仕事ができる男!カッコイイ~」


「いいから早くやれ」



持っていた新しい変更点を書き出した予定表を井田の顔に叩きつければ、そんな光景になれた小田がクスクスと笑って一度その場を離れていく。


こっちの補佐もあれば勿論自分が手掛けている仕事もあるのだ。


今回は俺の企画に井田と小田がサブについて、後は現場スタッフと逐一打ち合わせをしながら進めている現状。


どこか抜けてお調子者の井田だけどもクリエイターとしての腕は悪くない。


まぁ、抜けてるけどな。


それにとにかくお祭り男で女が好きで、



「あ~、でも何が悲しくてクリスマスの休日に仕事かなぁ」


「彼女もいねぇし丁度いいだろ?」


「酷くない!?そりゃむしろ伊万里は楽しいだろうけどさ」


「あっ?」


「仕事とはいえ小田ちゃんと一緒のクリスマスじゃん?仕事終わったら『打ち上げしない?』とか言って誘うっちゃう気だったんじゃないの?」



・・・ゴシップ好きなのが面倒くさい。


スキャンダルとか。

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