だから何ですか?
ああ、確信。
【気になる】が確実に【好き】に置き換えられたんだなと自分の感情を自覚した瞬間。
「っ・・・」
息を飲んだのは・・・多分同時。
掌が熱い。と感じてしまう肌の熱の上昇は視覚でも捉えて心臓が跳ねあがる。
寒くもないのにゾクリと悪寒が走って、捉える扇情的とも言えそうな亜豆の赤く羞恥に染まった顔にこちらも逆上せた。
「だから・・・反則だって、」
「っ・・伊万り・・んっ__」
駄目だ・・・・
完全に・・・ハマった。
亜豆の戸惑い羞恥に満ちた表情に誘われるまま、『反則』だといかにも亜豆が悪いかのように言葉を落とすと本能のままに。
引き寄せ抱きしめ、戸惑いを音にしようとしていた唇を塞いで重ねた瞬間から貪欲に貪ってしまう。
触れ合う頬から伝わる熱が熱い。
拙く呼吸しようと開いた口にすかさず滑り込ませ絡めとった舌も熱ければ息も熱くて。
不慣れだ。
そう感じてしまう亜豆のキスの受け方は上手い相手よりももっと欲求を擽られて後を引く。
どうしていいのか分からないと言うようにまさにキスに溺れて腕の中で震えて悶える亜豆にハマりにハマって。
貪欲に本能に忠実なまま貪りに貪って、気がつけばブースの区切りのクリアなパーテーションに亜豆の体を押しつけ足の間に自分の足を挟み拘束しての状態。