どうしたって期待したい!!




それでも顔が赤いおかげで苦し紛れの切り返しにも自分の顔を指さす事で証明にもなったぞ。

もうこれ以上自分の心の痴態までは晒せ……

「意識して欲情してたのは俺だけか」

「ぶはっ……」

こ、これまたですかぁぁぁ!?

これまたサラッとガツンと何食わぬ感じに自分の痴態さえも武器に私を殺しに来てますよこの人!!

マジかっ!?なんて思わずガン見した顔は期待を裏切らずに淡々とした目元。

一時停止したPCの画面をその目に映しながら『そっか~』なんて呟く声音すら淡々としているというのに……。

「っ……えっ、な、何?意識とか……しちゃってたの?」

「………逆に言えば意識するのが普通だと思ってたんだけど?」

「えっ、えっ……いや、だってもう本当に水城くんドライに映像見てたじゃない?」

「………顔に出ないのはそれこそ生まれつきだからなぁ」

「それさ、常々思ってたけど狡いよね?羨ましいよね?」

「そう言われても……遺伝子の悪戯っていうか、不可抗力?」

「っ…そんな特権持ち合わせてて更にはマスクで表情ガードとか狡いっ!!」

「いや、コレ普通に真っ当な風邪理由の着用だけど?」

「それでも狡いっ!!私ばっか馬鹿正直に真っ赤になったりワタワタしたりっ!!水城くんだけ反応見えないとか狡いっ!!」

「いや……案外それこそ不可抗力に分かりやすく反応しちゃってたりするけど?」

「えっ?どこ…………………っ~~~」

『どこが?』と言いかけた言葉は当然言い切れずに撃沈。



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