愛してるからこそ手放す恋もある
更衣室のロッカーの荷物を紙袋へ入れる。
あっデスクの中…

「まぁいっか!」

デスクの中には大したものは入っていない。休みに入る前に粗方片付けはしておいた。また、総務へ戻れば質問攻めにあうだろう。

「さぁ!どっかで美味しいもの食べて帰ろう」

久しぶりに歩く街中は輝いて見える。

「誠お昼食べたかな?」

誠に連絡したら、まだだというので二人の行きつけのイタリアンレストランで待ち合わせて食事した。

「梨華、これからどうする?もし体疲れてないなら、この近くに最近出来た式場見に行ってみないか?」

「うん。いくいく!」

式場っか…楽しみだなぁ

「ねぇやっぱり式は和装だよね?」

「別に構わんと違うか?」

「えーだって呉服屋の長男の式だよ?」

「俺は真っ白なドレス姿の梨華がみたいけどな?」

「梨華はどないしたいんや?」

「うーんやっぱりウェディングドレスには憧れる…」

「なら、そうしたら良い。俺達の式やさかいな!」

「うん!」

ありがとう…誠のこういうところが好き!
いつでも私の気持ちを一番に考えてくれる。
誠が居ればきっと大丈夫。
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