姫☆組 2nd (姫シリーズVol.2) 【完】
必死な潤也を横目に

「もう手遅れ~ メールに添付して送付完了~」とさらにニコニコする大吾

♪♪  ♪♪

潤也が大吾に言い返そうとしたところへ、響く、着信

おもむろに、ひらいたメールは大吾から・・

添付ファイルを開くと・・・

ベツベツいいながら、頭を抱え、青くなり、頭をかきむしり、赤くなり、眉を寄せたと思ったら、ニヤける自分の姿・・

ありえない・・・

思わず頭を抱える潤也

そして、またも鳴る響く着信音

姫花・・ りん・・ ガク・・ 咲・・・

添付ファイルについての感想が次々に送られてくる

「じゃ、行こうか?」と何食わぬ顔で立ち上がる大吾

「は? どこに!?」

とっくに帰宅する時間なのを忘れている潤也

「いつまで学校にいる気? AQUAでみんな待ってるし・・ 俺は行くよ」とさっさと歩き出す大吾

「はぁ! ちょ・・待てって!!」

と潤也もあわてて後を追った

そう・・あれだけ落ち込んでいたのをすっかり忘れて・・・

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