オオカミ回路 ♥️ うさぎスイッチ(処体験ガール再編集)
カーテンからもれた光が、ゆらゆらしてて、プールの底から、水面を見ているみたい。
そう……
思った……
――あの日……
「こっち、見ろよ」
“こっち、見ろよ”
――同じだ……
確かめるように、
今、目の前の佐々くんを見る。
「……佐、さ…くん…?」
ギシリ……
ベッドが軋むと、私の顔の上に、佐々くんの影が落ちた。
そぉっと、わたしの首筋を噛む。
「ぅっ、あ、…ぁあ……ん」
噛まれたところが熱い。
「……ハッ、やぁらしい声」
私は目を大きく見開いて、
私のことを蔑むように見下ろす佐々くんを見つめた。
そう、これは……
佐々くんと初めて会った、
――あの日のつづきだ……