オオカミ回路 ♥️ うさぎスイッチ(処体験ガール再編集)
「今更泣くかあ?……こうして欲しかったんじゃねえの?」
「……ぅっ…うう…」
「さぁて、なに、しよっかな……」
佐々くんが嗤うとおりだ。
全部、私が望んでたコトだ。
なのに……
頬に触れるシーツが、濡れて冷たい……
まぶたの奥に閉じ込めきれなかった涙が、
はらはらと、こぼれて止まらない……
そんな様子を、面倒くさいとばかりに、佐々くんは、私の制服のシャツをたくしあげると、
勢いよくボタンが弾け飛んだ。
「……ヤ…ぁあっ!ああ!!」
反動で上を向いた。
……瞬間、
――…あ……
思いがけず佐々くんと目が合って、
咄嗟に反らした。
涙が、一気に溢れ出す。
なん……で……
なんでっ!?
――そんな目でみないで……!
「…やだぁ…!…っやだ!!…ぁああっ!!」
ギシッ…!!
叫び声をかき消すように、鈍い音を立ててベッドが沈みこむと、
乱れた制服の隙間から、佐々くんの体温が滑りこんできた。
ホックも外さずブラを押し上げられて、
あらわになった胸……
その先端に、いきなり刺激が走る。
「きゃっ……ぁあんっ!」
ビク……ンっ!!
カラダが勝手に跳ね上がって、縛られた手首が痛い。
でも、そんなの、押し寄せる快楽の波に、あっという間に塗りつぶされる。
佐々くんの手の動きに合わせて、形を変えていく胸に、
キスは止まなくて……
吸いついたり……
舐めあげたり……
舌先で唾液を絡めながら、私の胸をしゃぶる仕草は、
子供が夢中でキャンディーを食べてるみたい……
「…んぁあっ…ぁん…あ…っ」
甘い声が、条件反射で何度も上がる。
食べつくしても、佐々くんは胸の一番敏感な部分は指で犯したまま、
解放なんかしてくれない……
私のカラダに、次々と赤い痕を残してく。
輪郭を確かめるように、
アバラをなぞって、
時々、気まぐれに好きな場所を決めては、
執拗にそこを責められて……
「……ん、ん~っ……」
強制的に与えられる快感が、脅迫的に私を支配していく。
自分を手放してしまわないように、必死に堪えるケド……
ビクッ…、ビクんッ……!!
痙攣が止まんない……
何度も、何度も、
「…あん、ぁあ…ぁ…ん……」
甘たったるい声だけが、だらしなく漏れた。
唾液で濡れる口は、もう言葉を成さない。
意識なんか、もう、かき消える寸前で……
ジワリ……
カラダの奥から、何かが染み出す感覚がした。
――ぅそ……やだ……
無意識に両ひざがすり合わさる。