オオカミ回路 ♥️ うさぎスイッチ(処体験ガール再編集)
カーテンから漏れ零れる、淡い光で目が覚めた。
ハジメテの日から、もう何日たったんだろう……
日付が変わったのが、1回やそこらじゃないコトぐらいはわかる。
重いカラダを引き起こして、確認しようと顔を上げる。
今は朝なんだろうか?
それとも夜?
すると、すぐ背後から強く抱きすくめられて、うなじに、キスが落とされた。
筋肉質の腕がすらりと伸びて、私のカラダをベッドに引きもどす。
「え…?…うそ、朝、朝だよ?佐々くん…」
「…まだ、抱き足りねぇ…」
「だ…ダメダメ…、もぅ…無理…待っ、待って…、あっ…ん!」
湿った肌が重なりながら、またベッドに沈む。
何度も、何度も……
「花美…、好きだ」
「…あ、…ぁわ…、私も…」
「……」
「“私も”…なに?ちゃんと言えよ…」
――スキ…
言葉にしようとして、
出来なくて……
そんな私に佐々くんは、眉間にしわを寄せて、酷く不満そうな笑みを浮かべる。
「もっと、追い込まないと言わないか…」
「…ぁ、や…ソレ、ヤだ、ぁ…ああっ…」
もう、知られてしまった私の弱い部分を、執拗に責めながら、
佐々くんが、私の知らない私を暴く。
――スキ…
どおしよう…
――佐々くんが好き…
キライになんか、絶対にならないよ?
言葉にできなくても、大スキ…、だから…
――だから、お願い、もお許して……
「…ゃあ…、や…、ごめ…なさ…ぃ…あっ、…ああ」
「泣いてもダメ…、隠しゴトは気に入らねぇ…」
「や…、あ…ぁあ…ん」
――“剣菱”だって、知られたら、どおしよう……
離さないって言ってくれた…
もおそれだけで、じゅうぶん。
だから、私から離れなきゃ、なのに…
抱きしめられた腕の、ほどき方がわからない…
――もし“剣菱”に、知られたら……
どおしよう……
それだけは、ダメ。
絶対に、ダメ!!
そう思うのに、できないの……
どうしよう……
カラダが震える。
恐怖なのか、
快感なのか……
「…言えよ…、花美…」
「あ…ぁ…」
佐々くんの腕の中で、わからなくなる。
わからない…
私は、なにをどおしたいんだろう……