オオカミ回路 ♥️ うさぎスイッチ(処体験ガール再編集)
怖いのに…

怖いはずなのに…


締め上げられるごとに、

苦しいのに…


息が止まりそうになるのに…

もっと、こうしてて欲しくなる……


――イイ気持ち……


人の体温が、こんなに気持ちがいいなんて知らなかった。


「…花美……」


佐々くんが、耳元で囁く。


「…花美……」


何度も、何度も、

堰(せき)が切られたように、佐々くんが私の名前を呼ぶ。


「花美……」


そのたびに、繰り返し押し寄せる感情の波。

あおられて、理性が霞んでいく。


――チュッ…


名前を囁く耳元から、流れるように、首筋にキスが落とされる。


ぞく……んっ…!


吸血鬼みたいに吸われる感覚に、ザワリと全身を粟立つ。


「…や…ぁ…あ、ささ…くぅ……ん」


自分でも恥ずかしくなるような甘い声が漏れる。


ドクッ…、ドクッ、ドクッ……


速まる鼓動に引っ張られて、さらに上昇する体温。


「こないだの続き、しよっか…?花美…」


ドクン!!


ひときわ大きく響いた心音。


ぎゅぅうっ…!


心臓をつかまれたみたい…

ホントに胸が痛い……


――ダメ…

――このままじゃ、おかしくなっちゃう……

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