嘘つきお嬢様は、愛を希う
野良猫をはじめとしたガキどもを引き連れて、意気揚々と突撃していく大翔さんに心の中で蹴りをいれた。
呆れ混じりの深い溜息をつきながら、額にかかる前髪をかきあげて俺も気合いを入れ直す。
まあ大翔さんのおかげで、ガキどもも良い感じに肩の力が抜けたらしい。
待ち構えていた奴らと正面衝突しながらも、皆いつも通りに動けているように見えた。
しばらくして真ん中に道が出来たのを見計らい、俺たちも示し合わせた通りに前線へ突っ走る。
途中、俺たちに気づいて向かってきたヤツらはテキトーに瀬良や唯織さんがぶっ飛ばしていた。
──そして、本拠地目前。