嘘つきお嬢様は、愛を希う
「で、理月の意見はどうなのん? 最終判断は総長の役目でしょう?」
「…………」
問われながらも、黙りこくったままの理月は相変わらず心の読めない顔だ。
……でも。
他のみんなはともかく、こいつが私に慈悲をくれるとも思えない。
さんざん遊ばれたけれど、実質私は胡蝶蘭の仲間ではないのだから、わざわざ守る必要もないのだ。
それこそ、捨て置かれて当然の存在なんだよね。
分かっていることなのに胸がちくりと痛んで顔を俯けると、不意に理月がなにか思案するようにこちらへ視線を寄越してきた。
「お前はどうなんだ」
「え?」
「お前はどうしたいって聞いてるんだよ、チビ」
まっすぐに見据えられて、私は戸惑いを隠すように天馬を見る。
天馬も天馬で答えを出しかねているようで、私と理月を交互に見ながら不安そうな顔をした。