暴君と魔女
垣間見たそれに、
今感じている以上の愛が働き。
目の前の誰よりも愛おしいこの人を裏切っても、
守らなければいけないと思ってしまった。
それをする事がまた・・・、この人を愛している事にも繋がると思って・・・。
壊れ傷つくのを知っていて・・・・、
姿を消した。
望様・・・・・・、
何よりも、
誰よりも、
愛しています。
その思いが上手く伝わらなくても、
それが私の変わらない想いで。
こんな愛し方しか出来ない私を恨みますか?
秋光をそこに残すのもあなたなら私よりまともな境遇を与えて愛してくれると信じているから。
ねぇ・・・、
愛を持ち合わせていないと
嘆いていたあなたですけれど、
あなたはいつだってその愛を私に見せていたんですよ。
愛を知っているから、
その更なる甘さを求めて貪欲になるのですよ。
だから・・・・、
それに気がついた時があなたの呪いの解ける時。
やはり私は諭す魔女で幸せなんです。
もう、充分な愛を私は貰ったので。
あなたにいつか・・・・
私が受け取った物の大きさを見せる事が出来ればいい。
そんな淡い願いを抱いて、
私はあなたの傍を去ったんです。