海くんがわたしを好きだなんてそんなことあるわけない。


...俺は夢を見ているのかもしれない。


いや、正しくは、夢の中で、夢を見ている。


だって、折山さんとデートなんて、夢のまた夢だと思っていたから。


本当は、マフラーは放課後にだって買いに行ける。


だけどつい...欲を出して土曜日に、なんて言ってしまった。


俺はなんて欲深い男なんだ。


折山さんも承諾してくれたから、一安心しておこう。


きっと、デートなんて浮かれているのは、俺だけだろうけど。

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