私の気持ちと君の想い





「実は、晴翔くんの事なんですけど……

私、晴翔くんの事が好きなんだと、気づいちゃったんです。

でも、告白する勇気が出なくて、困ってるんです。

晴翔くんは、私にいっぱい自分の思いを伝えてくれているのに。

本当は両思いなのに、恥ずかしくなっちゃってなかなか伝えられないんです。

どうしたらいいと思いますか?」




「私、もう既に2人は付き合ってるだと思ってました……!

違ったんですね。告白する勇気ですか……」




お姉さんは、私の相談に真剣に考えて答えを出そうとしてくれていた。




そして、お姉さんはこう言った。





「もし仮に私が勇気が出なくて悩んでいるのなら、自分に自信が付くような事をするか

自分の事を思いっ切り変わる何かをしてみるだとか、きっと考えれば沢山あると思います。

例えば、小さい頃からしてみたかった事を今になってしてみるとか……

ごめんなさい。こんなことしか浮かびません」




「あ、全然!大丈夫です!!

お姉さんなりに考えてくれた事なんですから。

小さい頃からしてみたかった事……?」




小さい頃短い髪に憧れてた事ならあるけど、その頃は勇気が出なくてやめたんだっけ。




そっか。




今になって、挑戦してみようかな。




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