冷徹騎士団長は新妻への独占欲を隠せない
アードラーのふたりに先に気づいたのはエリオットだった。スヴェンとルディガーの顔を見て、すぐさま姿勢を正す。
つられてライラも彼らの姿を視界に捉え、慌てた様子になった。まずはルディガーに挨拶する。
「エルンスト元帥、昨日は本当にありがとうございました。セシリアさんにもよろしくお伝えください」
「こちらこそ、楽しんでいただけてよかったよ。今日はどうしたんだい?」
ルディガーの問いに、ライラは一瞬だけスヴェンに視線を移す。スヴェンの眉間には不機嫌そうに皺が刻まれていた。
「それが、彼女」
「あ、駄目!」
言いよどんでいるライラに代わり、エリオットが答えようとしたが、ライラが急いで制する。エリオットもルディガーも目を丸くした。
「えっと……彼に少し聞きたい話があったんです。この前、預けたあの子の様子とか……」
しどろもどろに説明するライラにルディガーは閃いたという顔を見せて微笑んだ。
「ああ、例の鹿毛の! スヴェンから聞いたよ。あれはうちの部隊で使わせてもらってる。なかなか足も速く頭もいい馬だね」
それを聞いてライラはホッと安堵する。そこで我に返って背筋を伸ばした。
「なので、私が話しかけて彼の仕事を中断させてしまったんです。エリオットもごめんなさい」
「ライラさま、そろそろ行きましょうか」
場の空気を読んでか、マーシャが声をかけライラもおとなしく続こうとする。しかし、なにかを思い出したように向き直った。
つられてライラも彼らの姿を視界に捉え、慌てた様子になった。まずはルディガーに挨拶する。
「エルンスト元帥、昨日は本当にありがとうございました。セシリアさんにもよろしくお伝えください」
「こちらこそ、楽しんでいただけてよかったよ。今日はどうしたんだい?」
ルディガーの問いに、ライラは一瞬だけスヴェンに視線を移す。スヴェンの眉間には不機嫌そうに皺が刻まれていた。
「それが、彼女」
「あ、駄目!」
言いよどんでいるライラに代わり、エリオットが答えようとしたが、ライラが急いで制する。エリオットもルディガーも目を丸くした。
「えっと……彼に少し聞きたい話があったんです。この前、預けたあの子の様子とか……」
しどろもどろに説明するライラにルディガーは閃いたという顔を見せて微笑んだ。
「ああ、例の鹿毛の! スヴェンから聞いたよ。あれはうちの部隊で使わせてもらってる。なかなか足も速く頭もいい馬だね」
それを聞いてライラはホッと安堵する。そこで我に返って背筋を伸ばした。
「なので、私が話しかけて彼の仕事を中断させてしまったんです。エリオットもごめんなさい」
「ライラさま、そろそろ行きましょうか」
場の空気を読んでか、マーシャが声をかけライラもおとなしく続こうとする。しかし、なにかを思い出したように向き直った。