みだらな天使
深まるキス。




立っていられないくらい、情熱的なキスを浴びる。





足の力が抜けて朔の方によろけると、朔が突然私を抱き上げた。





「キャッ…朔……?」





「見て、奏。ここからの夜景、綺麗だろ?」





朔にそう言われて窓の外を見ると、それは見事な夜景だった。




スイートルームからの、大パノラマ。




こんなに綺麗な景色を見たことがあっただろうか。




朔にお姫様抱っこされながら、夜景を見つめ感動していた。





すると…





「そろそろ俺にも、見せてくれない?」





朔がそう言うから、私を抱えてて夜景が見れないのかと思い、慌てて朔から降りると…







「じゃなくて、奏の全部を見せて…」





そう言われ、ドレスの背中のファスナーを一気に降ろされた。




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