だから何ですか?Ⅱ【Memory】
「___っは、はぁっ、亜豆、おま、」
「・・っりえない」
「あっ?!」
「っ・・本っ当、何っ!?何なのあいつ!!」
「・・・あ、亜豆?」
「『別れたっけ?』って何!?別れてんの!終わってたの!私の中では良いも悪いもない記憶として風化し始めてたっていうのに!!」
「おーい、」
「彼女だし!私の彼氏は伊万里さんで、私は彼女で・・・彼女ですよね!?」
「亜豆、」
「私、伊万里さんの彼女でしょ?そうですよね?今までの痛い妄想とかそういうんじゃなく、私は伊万里さんのっ______」
もう、・・・ちょっと落ち着け。
激情と言うのか、酷く動揺と焦りに満ち言葉も纏まりを見せねままに発している亜豆にはさっきの俺の心境が類似して見える。
どこか必死さに悲痛すら混ぜ込んで、自分との関係を追求してくる姿にはジリッと感情が飛び火して、今度は純粋に愛おしいと言葉を飲み尽くしながら口付けた。