だから何ですか?Ⅱ【Memory】
「とにかく・・・・イケメンな伊万里さんなんてお呼びじゃないんです」
「・・・・・・・それ、・・・なに?超複雑なんだが?」
結論!とばかり、ようやく視線も戻りはっきりと落とされた言葉にはどう反応していいのか分からない。
イケメンじゃないから良いんだと解釈しても喜べるような感じじゃないしな。
つまりは俺は元々亜豆からしたらイケメン認識ではなかったって事だよな?
いや、別にイケメンに思ってて欲しいとかそんな己惚れた願望は抱いてなかったけど、どこか面を切ってイケメンじゃないと宣言されたようなこの感じはさすがに小さくもショックな気も。
何とも言えない亜豆の一言には僅か瞬間に色々な葛藤が自分の中で渦巻いた気がする。
だから喜ぶでも悲観するでもなく、どうしていいのか、という戸惑い全開に亜豆を見つめ上げて小首を傾げると。
「伊万里さんは・・・イケメンですよ」
「はっ?」
「間違いなく・・・容姿だって、仕事に馬鹿がつくほど真面目で夢中で。・・・恋愛に対してはちょっと劣等生かもだけど・・・イケメンです」
「お前・・・いや、だってさっきそれでも『お呼びじゃない』って、」
なんか言ってる事無茶苦茶じゃないか?と、さすがに怪訝に表情を歪め、まだ亜豆も混乱続きなのか?と僅かに身を起こし覗き込んだ。