だから何ですか?Ⅱ【Memory】



「考えなしに引っ張ってきて悪い。・・・今から近場で食う?」


「なんだったら私が作りましょうか?この時間だし、まだ近場のスーパー空いてますよ。パスタくらいなら時間もかからないかと」


「今から買い出し?」


「いいじゃないですか。デート感覚で愉しいですよきっと」



ほらっ、と俺の両手に指を絡めながらゆっくりと立ち上がる亜豆に逆らう気もなく、引かれるままに立ち上がるとそのまま自然な流れで顔を寄せソフトに口づける。


どこまでも和む。


一緒に居て楽しくて、落ち着いて、安心する。


絶対に手放したくない・・・必要不可欠な存在。


そんな事を再確認し、絡んだ片手に今更特別を感じながら2人で寒い外へと再び舞い戻った。

















他愛のない会話に盛り上がりながら買い出しを済ませ、家に戻って意外と手際のいい亜豆の調理を興味津々に眺め手伝って。


出来上がったオイル系のパスタとスープで空腹を満たし、程よくワインでアルコールまで摂取すればあとは必然。


恋人として自然な流れで欲求を満たす為にベッドになだれ込み、翌日に差支えない程度に体力の消耗。


そうして今は熱さましと疲労回復と余韻に浸る様な休息タイムと言うのか。


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