だから何ですか?Ⅱ【Memory】
その度に、お前は平気でも俺はキツイ。
なんで、どうして・・・他の奴に触られなきゃいけない?
何より・・・、
「何で・・・お前は平然としてるんだよ・・・」
「・・・え?」
「俺は凄く嫌なんだよ!!」
「っ・・・」
「お前が俺以外に触られたとかっ・・、すげぇ嫌なんだよ!!何で人のモノに触ってるんだ。とか・・・」
「伊万里・・さん?」
「触った奴ぶっ殺したいくらいに嫌なんだよ!!」
「っ・・・・」
「なのに・・・何で・・・」
「伊万里さ・・」
「何でお前は平然としてんだよ!!触られても平気なんだよ!?俺以外に触られんのが嫌じゃないんだよっ!?」
「っ____」
ドンッと鈍い音と痛む手と。
至近距離の視界に捉える亜豆の表情は驚愕で静止し瞬きすらしない。
亜豆の顔の横の壁にある自分の拳が痛みでなのか力が入りすぎてなのか小刻みに震えている。
その拳に脱力したように額を寄せ、引く事を知らない葛藤に悶えながら息を吐いた。
息と一緒に零れる・・・、
「・・・・好きすぎて・・・嫌いになりそうだ」
「っ_______」
好きで、
好きで好きで・・・愛おしくて。
馬鹿な独占欲を抱く程、どうしようもないくらい亜豆が好きで。
誰かにここまで執着したのは初めてで、慣れなくて、戸惑って、それでも驚くほど心地よくて。
だからこそ・・・心底大切にしたいと自分の中で思ってた。