だから何ですか?Ⅱ【Memory】
「見せつけてる癖に『見るな』と言わんばかり。見るな、触るな、盗み食いしようものなら殺す。そんな攻撃的な威嚇に負かされた」
「・・・・・」
「いや、始まりから負けていたのは俺なのに、そんな俺の存在に勝ってるほうの伊万里君が怯んでたのが面白くなかっただけの話なんだけどね」
「じゃあ、もう気が済んだな」
「リオによろしく。また連絡するって言っといて」
「言わねぇ。ってかすんな」
「あははは、」
なんだかんだまだ絡む気はある。
そんな雰囲気を余韻として静かに三ケ月の気配が離れて部屋から消えて行く。
パタリと閉る扉の音が遠くに。
その音を終幕としてようやく本当に脱力して息を吐き、紫煙を漂わせていた煙草を灰皿へ押しつぶした。