うそつき 2
気づいたら、窓から明るい光が入ってきていた。




朝…。




唯兎くんはまだ私にくっついたままだ。




あったかい。




唯兎くんのいい匂いがする。




落ち着く匂い。




ていうか、今何時だろう。



お昼からみんなが来るのに…。



そう思って唯兎くんのスマホを拝借し時間を見る。



え…1時。



え、2人そろってこんなに寝ることある?



ほんとに?



「唯兎くん、唯兎くん」



「…ん。おはよ」




唯兎くんは目を閉じたまま抱きしめる腕に力を入れた。




「もう1時なの、あと30分くらいでユキちゃんたち来ちゃう」



「ん…わかった、ご飯つくる…」



そう言ってまた寝てしまった唯兎くん。




「ちがうの、唯兎くん、起きて欲しいのっ」



「ん…もうちょっ、と…」




唯兎くんは目を開けられないようですっかり寝てしまっている。
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