うそつき 2
「唯兎くん〜…」




すっかり寝てしまった唯兎くんをゆすり起こす。




「はいはい、わかったわかった、もう果乃可愛いっ」




唯兎くんは起き上がってガバッと抱きついて来る。




「そんな必死になって起こさなくても、僕朝起きてお昼ご飯作ってあるから」



「えっ」



「果乃が全然起きないから、先に作ってそのまま一緒に寝たの」




そういうと唯兎くんは私から離れて、部屋を出て行く。



それに続いて私も立ち上がって部屋へ出た。




「お風呂も沸かしてあるから先行っておいで」



「うん」




すっかり拍子抜けた私は唯兎くんがご飯の準備をしているのを横目にお風呂へ向かう。



服の準備をして、お風呂に入った。



もう、準備してるならしてるって言ってくれればいいのに…。



そうしてくれたら唯兎くんをバシバシ叩くこともなく起こせたのに。




ふぅ、気持ちいい。
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