うそつき 2
お風呂を出て身体にタオルを巻く。



鏡と向き合うと、少し目が腫れていた。




「…寝すぎたか」




やっちゃったなぁ…。



これ、バレるよね…。



腫れひくかなぁ。




そんなことを思いながら頭を拭いていると、ガラッと脱衣所と廊下をつなぐドアが開いた。



立っていたのは翔くんで。




「…へ?」



「わ、っ、悪いっ」




翔くんは顔を真っ赤にしてドアを閉めた。



え…え?み、見られた?



「…きゃああああああっ」








10分後。



「お前ほんと、ろくなことしないな」



「見ようと思ったわけじゃないんだって…」



「てか、なんで来たわけ?」



「…だって友希が勉強するって」




私はソファに体育座りして顔を埋めている。



会話を聞きながら放心。




ユキちゃんたちはまだ来てない。



あのあと、私はテンパりすぎて服を着たあと、唯兎くんに抱きついて泣きながら安里ちゃんに電話した。
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