羊だって、変るんです。
「驚かせてすみません」
申し訳なさそうに声をかけて来たのは、高阪だった。
「い、いえ」
自分よりも15cm程高いその顔を見上げる。
紺の三つ揃いのスーツが良く似合う、細身の男性だった。
少し、神経質そうなシャープな顔に、銀色のフレームの眼鏡をかけている。
『気配が無かった・・・と言うより私がぼんやりしてるのか・・・』
首からかけている社員証を確認した高阪がにこやかに話し出した。
「凱から、貴方が来られる事を聞いております。どうぞこちらに」
杏奈もやっと緊張を解いて何時もの笑顔で挨拶が出来た。
促されるまま高阪の後姿を「姿勢がいいなぁ」と眺めながら付いて行く。
申し訳なさそうに声をかけて来たのは、高阪だった。
「い、いえ」
自分よりも15cm程高いその顔を見上げる。
紺の三つ揃いのスーツが良く似合う、細身の男性だった。
少し、神経質そうなシャープな顔に、銀色のフレームの眼鏡をかけている。
『気配が無かった・・・と言うより私がぼんやりしてるのか・・・』
首からかけている社員証を確認した高阪がにこやかに話し出した。
「凱から、貴方が来られる事を聞いております。どうぞこちらに」
杏奈もやっと緊張を解いて何時もの笑顔で挨拶が出来た。
促されるまま高阪の後姿を「姿勢がいいなぁ」と眺めながら付いて行く。