羊だって、変るんです。
「俺もそう思う。でも、女子ってそういう事するだろ」

「確かに・・・山葉さんの彼女もそうなんですか?」

家を出てからは、同世代の友人との付き合いで食べに行く事が増え、ダイエット中だとか、アレは不味い、コレは思っていたのと違うと残す女の子たちを見てきた。

自分の当たり前とは違う彼女たちの当たり前に賛同は出来ないが、そういう人もいるのだと気付いた。

「そんなヤツは選ばない」

「なる程・・。価値観って大事ですよね」

『そう言えば、凱とはお互い食事の事で文句は出なかったな・・。』

凱の甘いもの好きも、自分の大食いもお互い気にならなかったが、もしどちらかが不快な思いをしていたら、段々と一緒に居るのが苦痛になるのだろうと漠然とそう思った。
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