羊だって、変るんです。
確かにこのままではダメだと思い、杏奈のジャケットを袖の通る左腕に通し、そのまま抱き上げると慧が凱の上着を杏奈の上にかけた。

「下に車を待たせてある。あぁ、那由朶は今日から京都に行った」

どこまでも用意周到な兄に驚きながら、眠ってしまった杏奈を連れて帰る事にする。
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